頭頂部（つむじ）の自毛植毛

頭頂部の薄毛は、生え際や額と異なり鏡を見ても分かりにくく、意識しないと薄毛に気づきにくい部位です。
つむじだけではなく頭頂部全体に薄毛が見られる場合は、すでにかなり脱毛が進行しているといえるでしょう。
頭頂部を中心に地肌が目立ってくるだけでなく、抜け毛の1本1本が細く、コシがない状態ならAGAの可能性が高いです。放置しておくと薄毛がどんどん進行するため、早めに対処しましょう。
母方の家系にAGAの男性がいるなど、遺伝により薄毛になる可能性がある方は、定期的に頭頂部を鏡でチェックすることで、薄毛の進行を早期に発見することができます。
つむじの薄毛も、頭頂部と同じく意識しないと目が届かない部分のため、なかなか薄毛になっていることに気づきにくい部位です。
特に、つむじ付近の薄毛は毛の流れによっては若い頃から地肌が見えている場合もあり、薄毛が生まれつきなのか進行した結果なのか判断が難しいこともあります。
AGAの場合、髪の毛1本1本が弱弱しく細いものになるので1つの判断基準になりますが、それでも判断が難しい場合は専門の医療機関に相談してみることをおすすめします。

施術自体はそこまで難しくありませんが、頭頂部（つむじ）は毛髪の方向が複雑であり、移植する際に正確に方向を合わせる必要があるため技術が必要になります。また、薄毛が広範囲にわたると、費用が高くなったり移植できる株数が少なくなる可能性もあります。

頭頂部やつむじの薄毛は自毛植毛以外にも薬物治療の有効性が高い場所でもあります。生え際より目立ちにくいため、生え際は自毛植毛、頭頂部やつむじは薬物治療などで部位によって治療法を変えるケースも多いです。

✔メリット
・1度の施術で広範囲を治療できる
・1度の施術で自分自身の髪の毛が生え、伸び続ける

頭頂部やつむじの薄毛は広範囲になりやすく、ボリュームダウンする傾向にあります。自毛植毛のメリットは1度施術すればボリュームが元に戻り、全体の印象をガラッと変えることができる点でしょう。また、自分自身の髪の毛が生えて育ちますので、他の髪の毛と同じようにカラーやパーマ、ヘアセットを楽しむことができます。

✔デメリット
・広範囲の場合、費用が高くなる
・自然な仕上がりにするための技術が必要

頭頂部やつむじの薄毛が進行し広範囲になればなるほど、移植株数が増え費用が高くなります。また、つむじや頭頂部は毛の流れを意識して移植をする必要があるため、他の部位より施術する医師に高度な技術が求められます。薄毛が気になり始めたら、症状が悪化する前にクリニックに相談することをおすすめします。

薄毛に悩む男性の9割以上は、AGA（男性型脱毛症）という進行性の脱毛症を発症しています。AGAを発症するとヘアサイクルが乱れ、頭頂部や生え際などから毛髪が大量に抜け落ち、やがては完全に無くなってしまいます。この原因となるのがDHT（ジヒドロテストステロン）という種類の男性ホルモンです。酵素のⅡ型5αリダクターと男性ホルモンの1つであるテストステロンが、毛乳頭部分で出会い結びつくとDHT（ジヒドロテストステロン）が生成されます。さらにこのDHT（ジヒドロテストステロン）がホルモンレセプターと結合すると脱毛因子が活発化されるのです。髪の毛は、毛乳頭に栄養を与えながら毛母細胞を分裂させることにより成長していきます。脱毛因子が活発化するとこの成長の働きを抑制してしまうため、AGAの発症や進行を促すことになるのです。

また、食生活や睡眠、ストレスなど生活習慣によって、抜け毛の増加や薄毛が起こる可能性もあります。
薄毛を予防し、今ある髪の毛をキープするには、頭皮環境を悪化させないことが大切です。
主に気を付けなければいけないＮＧな生活習慣は以下の通りです。

頭頂部やつむじの薄毛は、AGA（男性型脱毛症）とあわせて生活習慣も大きく影響しています。薄毛を進行を防ぎ、今ある髪をキープするためにもまずは日常生活を見直しましょう。

過度なストレスは頭皮環境を悪化させ薄毛を促します。ゼロにするのは難しくても自分に合った解消法などで適度に発散させ、溜めないようにしましょう。

薄毛治療として高い効果を求めるのであれば医療機関をおすすめしますが、場合によってはドラッグストアなどで育毛剤、発毛グッズなど医薬部外品を試してみるのもいいでしょう。

確実に薄毛を改善させたいのであれば、唯一有効といわれる自毛植毛や日本皮膚科学会で評価されているミノキシジルなどの薬を処方してもらえる医療機関がおすすめです。

薄毛は進行すればするほど「相談するのは恥ずかしい」「遺伝だから仕方がない」と一人で悩み続ける方が多い傾向にあります。
AGAは進行性の病気です。早めに治療を開始することで早期回復が期待できます。
例えば、自毛植毛は後頭部などの毛髪を採取し、移植する手術です。AGAが進行し、ドナーとなる毛髪が少なくなればその分移植が可能な数も減ってしまいます。また、薄毛部分が狭ければ狭いほど移植する株が少なく、自毛植毛にかかる費用を抑えられます。薬物治療でも治療開始が早ければ1種類の薬で効果が見込めるケースがあります。体への負担、経済面どちらにとっても早期治療はメリットしかありません。親和クリニックではプライバシーに配慮した無料カウンセリングを行っております。少しでも薄毛が気になったらぜひ一度お越しください。