植毛・自毛植毛のメリット・デメリット

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日本皮膚科学会でも薄毛の悩みに対し効果があると評価されている自毛植毛治療ですが、医療行為であるため少なからずリスクはともないます。

治療を検討するにあたり、どんなメリット・デメリットがあるのかご紹介いたします。

薄毛の悩みは植毛で解消できる?

薄毛の悩みは植毛で解消できる?

日本人男性の3人に1人、そして、ここ最近では女性も薄毛に悩んでいる方が増えています。
インターネット上でも薄毛治療に関する「ウソ」か「ホント」か、わからない情報が多く存在します。何を信じたら良いのか迷う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
薄毛の治療法で主にあげられるのは、育毛シャンプーの使用、内服・外用薬での治療、そして植毛です。 育毛シャンプーの使用や内服・外用薬治療は自宅でできるため気軽に始められ、費用の負担も少ないです。しかし、改善効果が現れにくい方が多いのも事実です。
その点、植毛・自毛植毛は技術の発展によってより安全に行える手術となり、「高い効果を実感したい」「薄毛の原因を根本から治療したい」という皆さまの要望に応えられる薄毛治療となっています。
では、植毛・自毛植毛とは何か、自毛植毛のメリットとデメリットについて解説していきます。

植毛とは?

植毛とは?

植毛とはどのような薄毛治療なのか、薄毛になる原因と合わせて見ていきましょう。
植毛とは、薄毛が気になる部分の頭皮に毛髪を植え込む治療方法です。増毛や育毛とは違い、専門の医療機関で手術を受ける医療行為です。
人工毛を植え込む「人工毛植毛」と自分の毛髪を移植する「自毛植毛」の2つの方法があります。
人工毛植毛とは、人体に馴染みやすいポリエステルやナイロンなどの合成繊維で作った毛を頭皮に植え込む増毛法です。1980年代までは盛んに行われていましたが、自毛植毛技術の発展に伴い、また身体にトラブルが起こることがあり、アメリカでは法律で禁止されています。ドナーがいらないため安価となります。
自毛植毛とは、患者さまご本人の後頭部や側頭部に残っている毛髪を、気になる薄毛の部分に移植する手術です。
自分の毛髪をそのまま移植するため「自毛植毛」と呼ばれていますが、なぜドナーに用いられる毛髪は、後頭部・側頭部の毛髪なのでしょうか?
それは、成人男性の薄毛の多くがAGA(男性型脱毛症)であることと関係しています。
AGA(男性型脱毛症)の原因となるのは、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンです。このDHTは、男性ホルモン「テストステロン」と、頭皮内にある酵素「5αリダクターゼ」が結合し生成され、毛髪内の組織"毛乳頭"に作用することで脱毛を促します。
AGAによる薄毛は主に前頭部や頭頂部で起こり、後頭部や側頭部ではあまり脱毛することはありません。そのため、AGAの影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪がドナーとなるのです。

また、自毛植毛は人工毛植毛と比べてメリットが多く、次のようなものが挙げられます。
・移植後の拒絶反応が起こりにくい
・自然な仕上がりが期待できる
・メンテナンスの必要がない
・髪を再び成長させることができる
この4つに関しては次の章で、詳しく解説していきます。

自毛植毛のメリットとデメリット

自毛植毛のメリットとデメリット

自毛植毛は患者さまご自身の毛髪を移植するという点が大きなメリットですが、その費用の高さに自毛植毛の手術を諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?
確かに1回の手術費用は高額ですが、移植後の拒絶反応が起こりにくいため術後のメンテナンスが不要です。長期的な視点で見ると低コストとも言えるでしょう。
では、自毛植毛とはどのような治療法なのかをメリットとデメリットを見て理解を深めていきましょう。

自毛植毛のメリット


移植後の拒絶反応が起こりにくい

患者さまご自身の毛髪を移植するため、拒絶反応が起こりにくく、体への負担が少ない安全な治療です。
炎症も少なく赤みも出にくいため術後は日帰りでお帰りいただけ、比較的早く通常どおりの生活を送ることができます。

自然な仕上がりが期待できる

親和クリニックのNC-MIRAI法は、ドナー採取の際に刈り上げずに自毛植毛を行うことができます。
手術を複数回で行うこともでき、徐々に毛髪を増やし、周囲に植毛を受けたことを知られることなく自然な仕上がりを期待できます。

メンテナンスの必要がない

拒絶反応が起こりにくいため、植毛した80%~95%が定着します。定着後は通院や投薬などのメンテナンスが基本的には必要ありません。
また、術後、約6か月後には移植した毛髪が7割ほど生えそろい、その後も生え続けるため1度の手術でお悩みを改善できます。
そのため自毛植毛の治療費用は、他の治療や対処法に比べ高額ですが、トータルな費用を考えるととても効率的な治療法だと言えるでしょう。

髪を再び成長させることができる

移植するドナーには、薄毛の影響を受けにくい後頭部と側頭部の毛髪を多く使うため、定着した後はAGAの影響で再び抜け落ちる心配もなく、毛周期で抜け落ちた後も再び生え、健康な毛髪が成長します。
髪を再び成長させることができるが自毛植毛の最大のメリットといえるでしょう。

自毛植毛のデメリット


一度の費用が、他の治療法に比べると高め

自毛植毛は、保険適用外のため全額自己負担になります。
また、投薬などとは違い、植毛する範囲で費用は比例するため、症状が進行している場合はかなり高額な治療費となることもあります。
そこで、親和クリニックでは、メディカルローンによって最初にかかる費用を調整することができます。
また、モニターに申し込むことで、治療費の優待を受けることも可能です。
顔写真掲載の有無などの条件によって20%オフ~50%オフの優待価格が変わる、3つのプランをご用意しております。
活用しながら無理のない範囲で治療を受けましょう。

術式によっては後頭部を刈り上げる必要がある

親和クリニックのMIRAI法は、1度に4,000株と高密度の移植が可能な術式ですが、ドナー採取のために後頭部を刈り上げる必要があります。
そのため、採取した箇所が目立つため一定期間カバーシートをつけたり、帽子を被る必要があります。
しかし、MIRAI法から進化したNC-MIRAI法は、ドナー採取の際に刈り上げずに自毛植毛を行うことができ、周りの方により気づかれにくく自然に増やせます。また施術は日帰りなので忙しい方にはおすすめです。
さらに、メスを使わない「MIRAI法」と刈り上げない「NC-MIRAI法」を組み合わせた「United MIRAI法」があります。
症状の進行度合や予算に合わせて2つの方法を使い分け患者さまの負担にならない治療を心がけています。

自毛植毛を選ぶときのポイント

信頼できるクリニックを探す

信頼できるクリニックを探す

自毛植毛とはどのような治療法なのかを理解を深めていただきました。
メリットとデメリットを理解した上で、さまざまある治療法から選ぶようにしましょう。
自毛植毛を行えるクリニックは多数あり術式もさまざまです。イメージを決める上で大きなウエイトをしめるヘアースタイルがどのようなスタイルになるのか、ご自身の症状には何が適しているのかを納得いくまで理解を深められる、信頼できるクリニックを探すことが重要です。

無料カウンセリングを活用する

無料カウンセリングを活用する

メリット・デメリット、そして何が患者さまに適しているのかをご自身で判断することは困難です。また、治療の開始が遅くなればなるほど、効果が出にくくなります。
そのためこの今回の内容でどんな治療法がご自身の症状に適しているのかを知りたいという方は、まずは専門医の無料カウンセリングを受けることをおすすめします。
親和クリニックでは無料でカウンセリングを承っております。
お気軽にご相談ください。

院長 福島 俊彦

【記事監修】院長 福島 俊彦

経歴

  • 平成2年 福島県立医科大学医学部 卒業
  • 平成6年 福島県立医科大学大学院 修了(医学博士)
  • 平成6年 福島県立医科大学外科学第2講座
  • 平成8年 福島県立大野病院勤務
  • 平成15年 国立郡山病院勤務 医長就任
  • 平成22年 福島県立医科大学医療工学講座、器官制御外科学講座 准教授就任
  • 平成22年 福島県立医科大学附属病院
  • 平成25年 福島県立医科大学 甲状腺内分泌学講座、器官制御外科学講座 准教授就任
  • 平成28年 親和クリニック 勤務
  • 平成29年 親和クリニック名古屋 院長就任

挨拶

様々な薄毛治療を検討している中で、相対的にご判断いただくために、自毛植毛のデメリットもあえてご紹介しています。ご自身にあった治療が見つかる手助けになれば幸いです。